褥瘡委員会

褥瘡対策委員会(褥瘡対策チーム)

A. 褥瘡の対策と方針

褥瘡は皮膚の長時間の圧迫に因る血行不全である。患者さんの社会的背景、基礎疾患 や併存疾患(脳機能障害、心不全、腎不全、肝不全、糖尿病、免疫不全、低栄養、四 肢の運動機能障害、或いは皮膚病変)が褥瘡の治癒を妨げる。したがって、多職種か らなる褥瘡対策チ-'ムは褥瘡の発生予防に努め、褥瘡を早期に治療するが、さらに局 所の処置のみでなく発症原因と背景疾患の改善にも努める。

B. 委員会メンバー

医師、看護師、テラピスト、管理栄養士、薬剤師。

C. 活動内容

1 病棟での毎日の処置(医師、リンクナースと担当看護師)

2 褥瘡回診(每週)

医師と担当看護師及び担当管理栄養士で処置回診を行なう。医師による褥瘡診断基準 の観察項目所見および計測結巣を看護師に伝えて記載し、病巣を患者名•記録日を記 したメジャーを添えて定点撮影し記録する。
さらに、処置内容を検討し、方針を決定 する。

3 処置車の器具及び消費物品の管理

4 エアーマットと除圧クッションの管理

5 褥瘡委員会(每月)

難治例の全身管理と局所処置の妥当性をメンバー全員で検討する。物品の管理状況を 報告し、改善の要否を検討。また、院内研修会や学会を広報し、実施計画や参加を検 討する。
議事録は各部署持ち回りの書記が作成する。

6 院内研修会の開催

院内医療従事者全員に対する定期的(年1回)研修会を開催する。 7内外の勉強会や学会への参加
参加修得した内容を報告し、全員で知識を共有する。